インフルエンザの検査内容と潜伏期間中の検査について

インフルエンザウイルスに感染しているかどうかを調べるには、迅速診断キットを使用して検査を行う病院がほとんどです。迅速診断キットであれば約15分程度で、感染しているかどうかを検査出来ます。すぐに診断できて、適切な治療が行える事からインフルエンザウイルスの検査といえば、迅速診断キットの使用が主流です。迅速診断キットを使った検査方法は、どのような内容で行うのでしょうか。

迅速診断キットを使った検査方法

検査には鼻の奥の粘液を採取するのが基本です。粘膜の中にいるウイルスの量などで、陽性か陰性化をチェックします。粘膜を採取する際に長い綿棒を鼻の中に入れてこするので、お子さんの場合は痛みから嫌がってしまうかもしれません。検査を拒んで上手くいかないという場合は、病院側に相談してみましょう。迅速診断キットでは鼻の粘膜だけでなく、鼻水を使って検査する事も可能です。お子さんが嫌がる場合は、鼻水で調べる方法をおすすめします。 鼻水や粘膜を診断キットにたらして、しばらくするとインフルエンザが陽性か陰性か分かります。陽性か陰性かというだけでなく、インフルエンザウイルスA型かB型かといった、種類も検査によって診断する事が可能です。この診断結果を元に陽性だった場合、医師が適切な抗インフルエンザ薬を処方します。

抗インフルエンザ薬のリレンザ

厚生労働省ではいくつかの抗インフルエンザ薬を認めていますが、その中の1つに挙げられるのが「リレンザ」です。リレンザは吸入する抗インフルエンザ薬で、錠剤の薬は飲み難いという方でも使いやすいのが魅力です。インフルエンザウイルスA型やB型にも効く薬となっています。厚生労働省によると発症から48時間以内に、抗インフルエンザ薬で治療を行うと発熱期間は通常1日から2日間短縮され、鼻やのどから出るウイルスの量も減るようです。 辛い症状を早く抑える為にも、また周囲にインフルエンザウイルスを感染させない為にも、症状を感じたら早めに病院を受診して感染しているかどうかの検査を受けるようにしましょう。

インフルエンザの潜伏期間内に検査しても問題ない?

インフルエンザウイルスには感染してから症状が出るまでの間、潜伏期間があると言われています。実は潜伏期間中に迅速診断キットによる検査を受けた場合、感染していても陰性と出てしまうケースがあるので注意が必要です。

インフルエンザウイルスは体内に入り込むと、猛烈なスピードで増殖していきます。たった1つのウイルスが、8時間後に100個、16時間後に1万個、24時間後になるとなんと100万個にまで増えて行くようです。発熱や全身の筋肉痛などインフルエンザの症状が出てから、迅速診断キットで検査した場合、体内には十分なウイルスが存在しているため、陽性という診断結果が出来ます。

しかし、感染してから時間が間もない潜伏期間中は、まだ体内のウイルスはそれほど増殖していません。この時期に検査をしてもウイルスを感知出来ずに、陰性という診断がされてしまうケースがあります。潜伏期間内に検査をした場合、陽性であっても陰性と診断され適切な治療が行われない事も考えられるので注意が必要です。

インフルエンザウイルスの潜伏期間

迅速診断キットで正しい検査ができる時間は?

十分に体内のウイルスが増えて迅速診断キットでも、正しい診断が出来るようになるまでには、発症してから12時間後と言われています。検査を受ける場合は、発熱や筋肉痛、倦怠感などの症状が現れてから、約12時間後を目安にすると良いでしょう。

もし、潜伏期間内や発症してから12時間以内に検査を受けて、陰性という診断結果が出たけれど、どんどん熱も高くなるなどの症状がある場合は、再検査する事をおすすめします。検査を受けるタイミングは発症してから12時間後以降がベストですが、あまりに時間を置いてしまうのは危険です。

抗インフルエンザ薬は発症してから約48時間以内に服用しないと、最大限に効果を発揮しません。ですので、発症してから12時間以降、48時間以内に検査を受けるようにしましょう。